ガルパン4DX体感してきました(ネタバレありあり
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先に言っておきますが、こっから先は劇場版ガールズ&パンツァーならびに同4DXのネタバレがありますので、それを踏まえた上で続きを読むかどうか判断してください。読まずに『一回観たし4DXはいいや……』って思ってるガルパンおじさんは、後悔するかもしれないので、体感した方がいい、とだけ伝えておきます。
では、4DXを体感してきましたを始めます。
まず私は立川爆音で劇場版を一回観た状態で4DXを観ました。
先にネガティブなことを言っておくと、泡と煙と、頭の辺りに設置された「プシュ」って音が鳴る噴出風は要らなかった。あれは割と邪魔だった。他は凄かったです。匂いもワンパターンだったのがちょっと寂しいかな。
まず先に4DXがどんなのかー、みたいな説明でなんかハリウッド映画でよくありそうなカーチェイスとかが4DXなし仕様で流れて、次に4DXあり仕様で流れます。
むっちゃ揺れる。
これ多分、腰痛めてる人は見ちゃダメ。超ガクガク揺れる。途中で何か掴む取っ手が欲しかった。あるのは隣の人の手だけだからね……。
その時点で拳銃の弾が掠めるー的な効果でピシュンとか音がしながら耳元で風が噴出するんだけど、これが割りと鬱陶しかったですね。なんていうか、ちゃっちい。やりたいことはわかるけどね。
あとCMで、なんかアイドルが学校に閉じ込められるとかいう白石監督?の映画のやつやってたんだけど私ホラーダメなの!!!!やめて!!!お願いだからやめて!!!って叫びそうになった。あばばばば。
ま、そんな感じのCMとか説明が終わって、あの3分ちょいの説明が始まるんですね、「いつ始まるんだろう、最初の駆動音とかどうなんだろう」とかドキドキしてたので、この3分説明は「これから始まるな……っ」って覚悟を決めるのに丁度よかったです。ただ普通のと違って、多分効果のタイミング合わせるとかのために、3分説明が終わってちょっと合間が空きますが、まぁ、それはご愛嬌。
さて、始まりました。
ダー様のチャーチルがエンジン始動状態ですが、あまり震えていません。あれ? とか思いますがエンジン駆動させてるだけなのでそんなもので。あと、誰かも言ってたけど『エンジンが稼動するものは全部揺れる』って思ってていいです。審判の飛行機も揺れます。で、Ⅳ号面子の会話からパンツァーフォーをするとおおおお揺れる揺れる、そして皆が言う通り、揺れのパターンが違う。まず重量、履帯の形状、ポルシェティーガーの揺れがスムーズだったのは操縦の腕も関係あったのかもしれない。とにかくそれぞれが違うってのが面白すぎる。89式が軽戦車言われてたのが解る気がする。振動軽いっ。Ⅳ号重い。そして包囲網が集約していき、主砲がどんどこ発射される。
むっちゃ揺れる。超揺れる。ガクンガクンなる。この状態で紅茶を飲むなんて正気じゃない(
そして知波単が突撃をしてダー様が動き出し、カチューシャたちが現れるんだけど……、
プラウダ重てぇ!!!
プラウダの戦車重てぇ!!!!
さっきと比べて揺れが重たい。おおう、これが重戦車。クラーラとノンナの軽口を笑ってる場合じゃなく戦車の駆動だけで神経が集中してしまう面白さ。もうなんかこれだけで凄ぇと思う。
あと、知波単の突貫を止められなかったというか、やっても止めなかった西住殿は、やっぱそこらへんが西住殿らしいですね。そこらへんは割愛。
市街戦に向けて逃走するわけだけど、Ⅳ号の振動はやはり重たい。中々の戦車ぜよ。ここでもそれぞれの振動が楽しめる。
で、こっから市街戦、市街戦と言えばローズヒップ・クルセイダーズ(そうか?)
聖グロの暴走戦車の走りっぷりやいかに、と思ったけど、面白いことに動きは激しいけど「軽い」
面白いんだこれ。クルセイダーが吹き飛んだりぶつかったりなんだりするけど、車体が軽いから、その分の振動は軽いんだ。でも動きが激しいから縦横無尽に動く。面白ぇ……。『振動』と『動き』が別で表現されるから、それを実感できる。
で、敵を翻弄して目標地点を通った西住殿の策が嵌まりポルシェティーガー、Ⅲ突を始めとして主砲を撃ち合うんだけど、まぁ、ガクンガクン揺れる。想像以上に揺れるものですね。
あと、ここでポルシェティーガーのナカジマさんが指揮を執ってるのが中々「へぇ」と思いました。桃ちゃん副隊長外されたんだね桃ちゃん。ここら辺は空気を読む力とか、和を乱さずに指示を出せる力とかが買われてるのかもしれない、と全編通して思いました。
Ⅳ号はクラーラに追われて逃げ惑うわけだけど、信号が倒れてそれを突っ切るのとか「うわぁこれ絶対揺れる絶対ウゴゴゴゴ」とかもう、なんか、期待と実感が来て楽しい。例のあの店に突っ込むシーンで店のオヤジが「ひゃあああああ!!」って歓喜するわけだけど、このシーンはエンジン駆動するものとかがないから「はぁっ、すこし、休める」ってホッとしたり。あとローズヒップのクルセイダーも突っ込んだけど白旗出てなかったんだねぇ、これは前回気付かなかった。
まだまだ逃げるⅣ号。神社からの逃走に「麻子さんならいけます」「おっけい」とかそんなノリでやっちゃうんだからミホーシャは! っていうか麻子さんは!
他にも色々な車輌が色々な策で敵の数を減らし、チャーチルの居場所を見つけるわけだけど、89式のバレー部磯辺キャプテンが基本的にキューポラから顔出してるってのがなんか印象的でしたね。アレは強い車長がやるイメージなんだけど、磯部キャプテンは基本的に顔出してる感じだった気がする。センチュリオンの時も出してて一瞬「やべぇ伏せろ!」って思ったもので。
伏せろ、と言えば、海岸を走ってるところで、Ⅳ号から西住殿の他に、秋山さんと……、華さんかな?の二人が顔を出してて、横からプラウダの砲撃が来るって時に西住殿が「危ない、伏せて!!」って言うんですね、二人に。でもそこで西住殿キューポラから顔出したままなの。「流石西住みほ……」と思いましたね。
桃ちゃんの初撃破で散ったローズヒップも中々楽しかった。
後は囮となったチャーチルが向かった先に待ち構えていたプラウダの車輌。これを西住殿は躊躇なく進んでチャーチルに肉薄するけど、ここ本当西住みほデスネ。最後の最後には「Ⅳ号一両で敵を全部倒す」とか考えてそうで、テレビ版の聖グロ練習試合を思い出しますが、今回はプラウダと組んでいたという部分でダー様に軍配でしたねぇ。ここらへんの「お願いするわ」だけで通じるの、いいよね。
(どうでもいいことだけど最初の方の観客席、ひいた辺りにアライッペの白いのがちょこっと観えてたんだね。知らなかった)
さて、お風呂シーン。じっくり見ると何気に体格がちゃんとバラバラっていうのが面白いのだけど、ここね、ほら、シャボン玉ですよ。むっちゃ飛ぶ。うん、地味に要らない演出だと思う。。。
割愛。
正門にKEEPOUTのテープ。そして会長からの言葉。もうこの辺りで泣きそうになってる自分がいて「どうしたんだこいつ」って自分でも思ってるけど、柚子ちゃんが「会長が硬く耐えて言葉を紡いで無理をしている」って察して声を上げた辺りで決壊しました。早いよ。
割愛。
ケイさんマジ格好いい。
割愛。
大洗の学園艦とさよならのシーン、ここも微妙に学園艦のエンジンで揺れる。そして一年生が泣いて追い掛けるシーンでも泣き出す自分。澤ちゃんが「笑ってお別れしようよっ」って泣きそうになりながら言ってるので泣いてしまう。
バス。
重量、重い、バス、つまり、揺れる。
全てのエンジンが駆動するものは揺れるんです。重量に従って。バスすげぇ揺れる。戦車並み。
割愛。割愛。
ボコミュージアム。
ボコが蹴られるのと同じ衝撃が背中に、け、蹴られる、蹴られてるっ、おおう、容赦がない、ボコ頑張れっ、ああ、立ち上がった、そしてまたやられっ、ああ蹴られてる、滅茶蹴られてる。ボコが蹴られてるのが背中に伝わるっ、これ、もうボコのための4DXだろ、とか思ってしまうレベルで蹴られる。
割愛。
小さい頃のボーイッシュまほ姉がなんか可愛い。あとまほ姉、西住殿と話す時だけ表情筋動き過ぎてて普段から想像だにつかない顔をするわけだけど、逸見エリカや黒森峰チームにそういう顔することちゃんとあるの……?
割愛。
西住流家元と島田流家元の面会シーン「本当にあった怖い戦車」というタイトルの本の中身が気になったが、それ以上に島田流家元から「家元就任おめでとう」って言われるしほさん。二人が逢ったのがいつぶりなのかが解らないけど、可能性のひとつとして、もしかして西住しほ、家元になって日が浅い……?
あと、この二人の会話のシーンの時に「……勝った方が一晩ベッドで好きなことしていいっていうのどうかしら」「構わないわ、うちが勝つのだから」って約束があった上で島田流家元の徹底的に叩き潰しなさいっていう電話だったっていうのの家元×家元のお話どこか転がってないんですかね?
割愛
大量の荷物を押す桃ちゃん、潰される桃ちゃん、そして大丈夫だよって顔の会長。もうここで涙ぼろぼろ出て前がよく見えなくなった。水対策でタオル持って来ててよかった。
ところで一年生チーム、そんなに長い期間じゃなかったと思うけどサバイバルEXPが漠上げされてませんかこれ?
風紀委員割愛。
「もう隠してることないですよね、会長」の問いに対して笑顔で「ンない!」っていう場面でまた涙腺が壊れた。
ここで『大学選抜と』という言葉に西住殿と秋山さんだけが難しい顔をしているのは中々。そして車長会議の面子を見るのもまた面白い。
殲滅戦に変更って聞いて、それでも笑顔でいる西住殿、『大洗女子を守る』っていう理由をつけるとどこまでもメンタルが強くなるのが中々変わったな、と思う。星空の下で会長がちょっとだけ弱音を見せるけど、大丈夫ですって言えるようになったの、いいね。みほ杏欲しい。
しかし流石の西住殿でも「どうしたら勝てるか」をブツブツと呟く。逆に言うと大洗8両でも勝つ気でいる辺りが西住みほだなぁ。
はい、学園十色! いやー、もう、なんか、やっぱいいねー、何度観てもいいシーンだよ。エリカもいい声出してる。うんうん。
はい、作戦会議。
まほ姉、大人気ないよ!
割愛。
さぁ、こっからは怒涛の揺れ具合です。ほぼ揺れる。揺らいでか。
割愛割愛割愛。
正面チーム、カール自走砲に敗走場面。ここはもう前回観た時はついていけてなかったけど、今回は感極まってクラーラ、ノンナ、ニーナのところで泣いてしまった。ノンナの一発目の辺りでもうボロボロ。その頃に雨にあわせて水が降ってくるんだけど、それ以上に自分が泣いてるから視界がぐしょぐしょ。
あ、結構な量降るから『濡れてもいい格好』で行くといいと思います。あと、手荷物はロッカーを使うか足元少し離れたところに置きましょう。手元には持たないように。
そしてカール自走砲、つまりは継続高校のシーン。この後遊園地に行くわけだけど、そこで6両倒したってアレはノンナさんが2両、継続が3両、でカール自走砲っていう6両なんで、ほぼ継続とノンナさんが倒したっていう継続凄いっぷり。
あと、ここらで気付いたんだけど、私は一番前の席だったんだけど、火花が散る場面で後ろの方でチカチカしてたので、後ろの方のが演出が見れたのかも。あ、それと煙ね。煙が結構『演出タイミングがズレてる』っていう不具合がある。「煙が出るべきシーンになった時に煙を炊く」から、実際に煙が広がる頃には次のシーンになってて、割と邪魔。
はいはい、それは置いといて継続高校ですよ。
いやー、やっぱ凄い。やばいよミッコさん。いくらなんでも『操縦席の目の前の窓開ける』ってやばいっしょそれ弾来るよやばいよ、運転に120%集中するためって思うけど、捨て身に近い。強い。あとアキがミカのカンテレの音に合わせてリズム取ってるの仲良さげで可愛い。ところで継続が船で勝手に帰ってる時のあのテレビの電波ってもしかして勝手に電波傍受してたりとかだったら面白いんだが。
はい、遊園地シーン。
いや、もう、長くなり過ぎた、ここらで語り終えよう。もう後は怒涛の揺れ具合だから、体感して欲しい。
揺れるって一言で言っても『振動する』『傾く』『ガクガクする』っていうのでバラバラなので、例えばジェットコースターのコース降りる時なんかは上を向いて降りるーーーってのとかやれるし、結構幅が広いです。
ああ、でも、逸見エリカ、西住まほ、カチューシャの3人で4両中3両を倒したのとかエリカ強いよっ、って褒めてあげたい。
あとナオミさんの観覧車の軌道を修正したのとか神業だし、レオポンチーム、ナカジマ先輩の包容力はカチューシャも手懐けるし、Ⅳ号はやっぱり自分一両あれば敵を倒すくらいのつもりでいる()けど会長とのコンビネーションもやっぱよかったし、そど子が「ヘイ、タクシー」ってドゥーチェに言われたのを「任せなさぁい」って言ってコンビ技決めたのとかかなり変わったじゃないかそど子だし、色々言いたいことはいっぱいあるけども。
それにしても西住姉妹の動きはやっぱ凄いし、アリスもあのヴォイテクがいなかったら車体突撃からの攻撃が決まってただろうし、あの三人の個人技は技量高いねぇ……。
勝利後、ティーガーに引かれるⅣ号と傷付いたあんこうの塗装を見るとまた涙腺が。
会長が西住殿に抱きついたところでやっぱ泣きました。あー、あー、みほ杏ください。
それぞれの帰途もやっぱりいいよねぇ。アンツィオの車内で踊ってるのとか。
あ、ところでボコミュージアムが綺麗になってるんだけど、綺麗になってるのはなんか違う!?って思ったのは私だけかな……?
はー、しかし、よかったね。
ガルパンはいいぞ
から4DXによって
ガルパンはすごいぞ
に進化した気がします。
要らないかなぁ、っていう演出もあるけど、それを差し引いても、凄い良かった。もっかい体感したい。あと劇場版ブルーレイとDVDはよ。はよ。
では、4DXを体感してきましたを始めます。
まず私は立川爆音で劇場版を一回観た状態で4DXを観ました。
先にネガティブなことを言っておくと、泡と煙と、頭の辺りに設置された「プシュ」って音が鳴る噴出風は要らなかった。あれは割と邪魔だった。他は凄かったです。匂いもワンパターンだったのがちょっと寂しいかな。
まず先に4DXがどんなのかー、みたいな説明でなんかハリウッド映画でよくありそうなカーチェイスとかが4DXなし仕様で流れて、次に4DXあり仕様で流れます。
むっちゃ揺れる。
これ多分、腰痛めてる人は見ちゃダメ。超ガクガク揺れる。途中で何か掴む取っ手が欲しかった。あるのは隣の人の手だけだからね……。
その時点で拳銃の弾が掠めるー的な効果でピシュンとか音がしながら耳元で風が噴出するんだけど、これが割りと鬱陶しかったですね。なんていうか、ちゃっちい。やりたいことはわかるけどね。
あとCMで、なんかアイドルが学校に閉じ込められるとかいう白石監督?の映画のやつやってたんだけど私ホラーダメなの!!!!やめて!!!お願いだからやめて!!!って叫びそうになった。あばばばば。
ま、そんな感じのCMとか説明が終わって、あの3分ちょいの説明が始まるんですね、「いつ始まるんだろう、最初の駆動音とかどうなんだろう」とかドキドキしてたので、この3分説明は「これから始まるな……っ」って覚悟を決めるのに丁度よかったです。ただ普通のと違って、多分効果のタイミング合わせるとかのために、3分説明が終わってちょっと合間が空きますが、まぁ、それはご愛嬌。
さて、始まりました。
ダー様のチャーチルがエンジン始動状態ですが、あまり震えていません。あれ? とか思いますがエンジン駆動させてるだけなのでそんなもので。あと、誰かも言ってたけど『エンジンが稼動するものは全部揺れる』って思ってていいです。審判の飛行機も揺れます。で、Ⅳ号面子の会話からパンツァーフォーをするとおおおお揺れる揺れる、そして皆が言う通り、揺れのパターンが違う。まず重量、履帯の形状、ポルシェティーガーの揺れがスムーズだったのは操縦の腕も関係あったのかもしれない。とにかくそれぞれが違うってのが面白すぎる。89式が軽戦車言われてたのが解る気がする。振動軽いっ。Ⅳ号重い。そして包囲網が集約していき、主砲がどんどこ発射される。
むっちゃ揺れる。超揺れる。ガクンガクンなる。この状態で紅茶を飲むなんて正気じゃない(
そして知波単が突撃をしてダー様が動き出し、カチューシャたちが現れるんだけど……、
プラウダ重てぇ!!!
プラウダの戦車重てぇ!!!!
さっきと比べて揺れが重たい。おおう、これが重戦車。クラーラとノンナの軽口を笑ってる場合じゃなく戦車の駆動だけで神経が集中してしまう面白さ。もうなんかこれだけで凄ぇと思う。
あと、知波単の突貫を止められなかったというか、やっても止めなかった西住殿は、やっぱそこらへんが西住殿らしいですね。そこらへんは割愛。
市街戦に向けて逃走するわけだけど、Ⅳ号の振動はやはり重たい。中々の戦車ぜよ。ここでもそれぞれの振動が楽しめる。
で、こっから市街戦、市街戦と言えばローズヒップ・クルセイダーズ(そうか?)
聖グロの暴走戦車の走りっぷりやいかに、と思ったけど、面白いことに動きは激しいけど「軽い」
面白いんだこれ。クルセイダーが吹き飛んだりぶつかったりなんだりするけど、車体が軽いから、その分の振動は軽いんだ。でも動きが激しいから縦横無尽に動く。面白ぇ……。『振動』と『動き』が別で表現されるから、それを実感できる。
で、敵を翻弄して目標地点を通った西住殿の策が嵌まりポルシェティーガー、Ⅲ突を始めとして主砲を撃ち合うんだけど、まぁ、ガクンガクン揺れる。想像以上に揺れるものですね。
あと、ここでポルシェティーガーのナカジマさんが指揮を執ってるのが中々「へぇ」と思いました。桃ちゃん副隊長外されたんだね桃ちゃん。ここら辺は空気を読む力とか、和を乱さずに指示を出せる力とかが買われてるのかもしれない、と全編通して思いました。
Ⅳ号はクラーラに追われて逃げ惑うわけだけど、信号が倒れてそれを突っ切るのとか「うわぁこれ絶対揺れる絶対ウゴゴゴゴ」とかもう、なんか、期待と実感が来て楽しい。例のあの店に突っ込むシーンで店のオヤジが「ひゃあああああ!!」って歓喜するわけだけど、このシーンはエンジン駆動するものとかがないから「はぁっ、すこし、休める」ってホッとしたり。あとローズヒップのクルセイダーも突っ込んだけど白旗出てなかったんだねぇ、これは前回気付かなかった。
まだまだ逃げるⅣ号。神社からの逃走に「麻子さんならいけます」「おっけい」とかそんなノリでやっちゃうんだからミホーシャは! っていうか麻子さんは!
他にも色々な車輌が色々な策で敵の数を減らし、チャーチルの居場所を見つけるわけだけど、89式のバレー部磯辺キャプテンが基本的にキューポラから顔出してるってのがなんか印象的でしたね。アレは強い車長がやるイメージなんだけど、磯部キャプテンは基本的に顔出してる感じだった気がする。センチュリオンの時も出してて一瞬「やべぇ伏せろ!」って思ったもので。
伏せろ、と言えば、海岸を走ってるところで、Ⅳ号から西住殿の他に、秋山さんと……、華さんかな?の二人が顔を出してて、横からプラウダの砲撃が来るって時に西住殿が「危ない、伏せて!!」って言うんですね、二人に。でもそこで西住殿キューポラから顔出したままなの。「流石西住みほ……」と思いましたね。
桃ちゃんの初撃破で散ったローズヒップも中々楽しかった。
後は囮となったチャーチルが向かった先に待ち構えていたプラウダの車輌。これを西住殿は躊躇なく進んでチャーチルに肉薄するけど、ここ本当西住みほデスネ。最後の最後には「Ⅳ号一両で敵を全部倒す」とか考えてそうで、テレビ版の聖グロ練習試合を思い出しますが、今回はプラウダと組んでいたという部分でダー様に軍配でしたねぇ。ここらへんの「お願いするわ」だけで通じるの、いいよね。
(どうでもいいことだけど最初の方の観客席、ひいた辺りにアライッペの白いのがちょこっと観えてたんだね。知らなかった)
さて、お風呂シーン。じっくり見ると何気に体格がちゃんとバラバラっていうのが面白いのだけど、ここね、ほら、シャボン玉ですよ。むっちゃ飛ぶ。うん、地味に要らない演出だと思う。。。
割愛。
正門にKEEPOUTのテープ。そして会長からの言葉。もうこの辺りで泣きそうになってる自分がいて「どうしたんだこいつ」って自分でも思ってるけど、柚子ちゃんが「会長が硬く耐えて言葉を紡いで無理をしている」って察して声を上げた辺りで決壊しました。早いよ。
割愛。
ケイさんマジ格好いい。
割愛。
大洗の学園艦とさよならのシーン、ここも微妙に学園艦のエンジンで揺れる。そして一年生が泣いて追い掛けるシーンでも泣き出す自分。澤ちゃんが「笑ってお別れしようよっ」って泣きそうになりながら言ってるので泣いてしまう。
バス。
重量、重い、バス、つまり、揺れる。
全てのエンジンが駆動するものは揺れるんです。重量に従って。バスすげぇ揺れる。戦車並み。
割愛。割愛。
ボコミュージアム。
ボコが蹴られるのと同じ衝撃が背中に、け、蹴られる、蹴られてるっ、おおう、容赦がない、ボコ頑張れっ、ああ、立ち上がった、そしてまたやられっ、ああ蹴られてる、滅茶蹴られてる。ボコが蹴られてるのが背中に伝わるっ、これ、もうボコのための4DXだろ、とか思ってしまうレベルで蹴られる。
割愛。
小さい頃のボーイッシュまほ姉がなんか可愛い。あとまほ姉、西住殿と話す時だけ表情筋動き過ぎてて普段から想像だにつかない顔をするわけだけど、逸見エリカや黒森峰チームにそういう顔することちゃんとあるの……?
割愛。
西住流家元と島田流家元の面会シーン「本当にあった怖い戦車」というタイトルの本の中身が気になったが、それ以上に島田流家元から「家元就任おめでとう」って言われるしほさん。二人が逢ったのがいつぶりなのかが解らないけど、可能性のひとつとして、もしかして西住しほ、家元になって日が浅い……?
あと、この二人の会話のシーンの時に「……勝った方が一晩ベッドで好きなことしていいっていうのどうかしら」「構わないわ、うちが勝つのだから」って約束があった上で島田流家元の徹底的に叩き潰しなさいっていう電話だったっていうのの家元×家元のお話どこか転がってないんですかね?
割愛
大量の荷物を押す桃ちゃん、潰される桃ちゃん、そして大丈夫だよって顔の会長。もうここで涙ぼろぼろ出て前がよく見えなくなった。水対策でタオル持って来ててよかった。
ところで一年生チーム、そんなに長い期間じゃなかったと思うけどサバイバルEXPが漠上げされてませんかこれ?
風紀委員割愛。
「もう隠してることないですよね、会長」の問いに対して笑顔で「ンない!」っていう場面でまた涙腺が壊れた。
ここで『大学選抜と』という言葉に西住殿と秋山さんだけが難しい顔をしているのは中々。そして車長会議の面子を見るのもまた面白い。
殲滅戦に変更って聞いて、それでも笑顔でいる西住殿、『大洗女子を守る』っていう理由をつけるとどこまでもメンタルが強くなるのが中々変わったな、と思う。星空の下で会長がちょっとだけ弱音を見せるけど、大丈夫ですって言えるようになったの、いいね。みほ杏欲しい。
しかし流石の西住殿でも「どうしたら勝てるか」をブツブツと呟く。逆に言うと大洗8両でも勝つ気でいる辺りが西住みほだなぁ。
はい、学園十色! いやー、もう、なんか、やっぱいいねー、何度観てもいいシーンだよ。エリカもいい声出してる。うんうん。
はい、作戦会議。
まほ姉、大人気ないよ!
割愛。
さぁ、こっからは怒涛の揺れ具合です。ほぼ揺れる。揺らいでか。
割愛割愛割愛。
正面チーム、カール自走砲に敗走場面。ここはもう前回観た時はついていけてなかったけど、今回は感極まってクラーラ、ノンナ、ニーナのところで泣いてしまった。ノンナの一発目の辺りでもうボロボロ。その頃に雨にあわせて水が降ってくるんだけど、それ以上に自分が泣いてるから視界がぐしょぐしょ。
あ、結構な量降るから『濡れてもいい格好』で行くといいと思います。あと、手荷物はロッカーを使うか足元少し離れたところに置きましょう。手元には持たないように。
そしてカール自走砲、つまりは継続高校のシーン。この後遊園地に行くわけだけど、そこで6両倒したってアレはノンナさんが2両、継続が3両、でカール自走砲っていう6両なんで、ほぼ継続とノンナさんが倒したっていう継続凄いっぷり。
あと、ここらで気付いたんだけど、私は一番前の席だったんだけど、火花が散る場面で後ろの方でチカチカしてたので、後ろの方のが演出が見れたのかも。あ、それと煙ね。煙が結構『演出タイミングがズレてる』っていう不具合がある。「煙が出るべきシーンになった時に煙を炊く」から、実際に煙が広がる頃には次のシーンになってて、割と邪魔。
はいはい、それは置いといて継続高校ですよ。
いやー、やっぱ凄い。やばいよミッコさん。いくらなんでも『操縦席の目の前の窓開ける』ってやばいっしょそれ弾来るよやばいよ、運転に120%集中するためって思うけど、捨て身に近い。強い。あとアキがミカのカンテレの音に合わせてリズム取ってるの仲良さげで可愛い。ところで継続が船で勝手に帰ってる時のあのテレビの電波ってもしかして勝手に電波傍受してたりとかだったら面白いんだが。
はい、遊園地シーン。
いや、もう、長くなり過ぎた、ここらで語り終えよう。もう後は怒涛の揺れ具合だから、体感して欲しい。
揺れるって一言で言っても『振動する』『傾く』『ガクガクする』っていうのでバラバラなので、例えばジェットコースターのコース降りる時なんかは上を向いて降りるーーーってのとかやれるし、結構幅が広いです。
ああ、でも、逸見エリカ、西住まほ、カチューシャの3人で4両中3両を倒したのとかエリカ強いよっ、って褒めてあげたい。
あとナオミさんの観覧車の軌道を修正したのとか神業だし、レオポンチーム、ナカジマ先輩の包容力はカチューシャも手懐けるし、Ⅳ号はやっぱり自分一両あれば敵を倒すくらいのつもりでいる()けど会長とのコンビネーションもやっぱよかったし、そど子が「ヘイ、タクシー」ってドゥーチェに言われたのを「任せなさぁい」って言ってコンビ技決めたのとかかなり変わったじゃないかそど子だし、色々言いたいことはいっぱいあるけども。
それにしても西住姉妹の動きはやっぱ凄いし、アリスもあのヴォイテクがいなかったら車体突撃からの攻撃が決まってただろうし、あの三人の個人技は技量高いねぇ……。
勝利後、ティーガーに引かれるⅣ号と傷付いたあんこうの塗装を見るとまた涙腺が。
会長が西住殿に抱きついたところでやっぱ泣きました。あー、あー、みほ杏ください。
それぞれの帰途もやっぱりいいよねぇ。アンツィオの車内で踊ってるのとか。
あ、ところでボコミュージアムが綺麗になってるんだけど、綺麗になってるのはなんか違う!?って思ったのは私だけかな……?
はー、しかし、よかったね。
ガルパンはいいぞ
から4DXによって
ガルパンはすごいぞ
に進化した気がします。
要らないかなぁ、っていう演出もあるけど、それを差し引いても、凄い良かった。もっかい体感したい。あと劇場版ブルーレイとDVDはよ。はよ。
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例大祭新刊『Promise』のパチカ加工あれこれ
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例大祭12の新刊『Promise』の装丁における目玉はなんといってもパチカ口絵。
結構難しい装丁で、あとお値段も結構するので、中々手を出しにくいものですが、今回のは綺麗に出来たと思いますので、その制作過程やらをここに記したいと思います。
写真の枚数が多く、文章も長くなるかと思いますが、お付き合いいただければ。
印刷所はアクシス出版さんです。http://www.axis-publication.com/option/pachika_kuchie/index.html
まずは書影。魔理沙ちゃん可愛い。

アクシス出版さんが扱ってるパチカの紙はパチカ130kgとパチカ200kgがあります。
Promiseで表現したいものに春雪異変の模倣、というのがあって『雪』と『桜』そして樹がファクターとして存在してました。
当初、色として雪の白と桜のピンクを分けたかったので、『パチカの熱加工とは別途、パチカへの印刷は可能か』問い合わせました。
去年の例大祭では遊び紙印刷をやったので、まぁ、出来たらいいなーと。
で、パチカへの加工として、以下三点が上げられました。パチカに多色の成功例としてこちらのページを参考にhttp://www.meishist.net/gallery/design168.html
そしてアクシスさんからサンプルが届きました。この時点では無料です。

↑の写真、上部は普通にパチカでやる『加熱型押し』
触って感触がよくわかる感じで凹んでます。凹んだ部分が薄くなり、半透明になり、奥が透けて見えるようになります。
下部は『箔押し加工(黒)』パチカに箔押しです。遠目から見ると結構綺麗に見えますが、近付いて見ると滲んでる部分があります。パチカの難しいところ。そういう雰囲気のデザイン、というのであれば逆に良いかも。

↑は三点目の加工方法『シルクスクリーン印刷』です。こちらはさらに縁がゴワゴワしてます。バスケットマンは割りとガビガビしてます。また、左足の辺りは紙がよれてしまっています。パチカの難しいのはこの紙の性質ですね。製本したらよれよれだったら……と考えると怖いです。
↓は加熱型押し、箔押しのパチカ表紙を横から撮った写真。むっちゃカーブを描いてます。『口絵』はいけても『表紙』でパチカをやるとしたら物凄い勇気か、「これはこういうものだ」という考えが必要かもしれません。

さて、サンプルを頂いて色々とあーだこーだ、どういうデザインで雪と桜を描くか、二色をどう表現するか、うーだこーだ、とパチカイラストを担当してくれたべにしゃけさん、アクシス出版の担当者さんと相談した結果。
パチカ200kgに『加熱型押し』+裏にピンクの遊び紙 で行く方向になりました。
当初は箔押しを別途、と考えましたが、成功率やら予算やら、というか、普通に加熱型押しで綺麗に出せそうだ、という結論の元、口絵のサンプル用イラストをべにしゃけさんに描いて貰いました。
アクシスさんに「これでサンプル作ってみてください」、と投げました。
回答:ベタ面積が多過ぎます。高確率でよれよれになります。直した方がいいです。
ベタ面積が多いとどうなるかのサンプルを送ります。
送られてきました。


↑の二種類です。
正面から見ても波打ってます。それに紙に折れ目がついてしまっています。
↓は横から見たのです。


こいつはまずい、ということで、べにしゃけさんに「修正お願いします」と出しました。
この時点のサンプル出力はしてません。
可能な限り葉や、樹の部分を線画にしてもらって、修正データを投げました。
この時点で私の方の依頼はパチカ200kgでしたが、パチカ130kgと両方のサンプルを送ってくれました。
おおよそ2万円がサンプル出力の料金です。
正面と横からの写真が続きますが、どちらも上が130kg、下が200kgです。
正面


横


手触りから言うと、200kgの方がふかふかで贅沢です。
が、200kgの場合よれが大きくなる印象があります。
また、遊び紙を後ろに置いて透かせると、130kgの方が薄いので綺麗に透けました。
最終的にパチカ130kgでお願いしました。
多少のよれはありますが、製本すれば圧で平らになるだろうと祈りながら……
で、完成したのが下のです。


いい感じに出来たんじゃないでしょうか。
正面から見るとよれた部分は特になさそうです。
横から見ると持ち上がってるかもですが、紙が厚いのでこういうものでしょう。
私の方では特に気になりません。むしろ綺麗に出来てると喜んでますね。ふふふ。
と、いう感じに、パチカは紙自体が難しく、加熱型押しで紙を変形させるので、更に難しい、上に高いという中々にハードルが高い逸物ですが、実際触ると気持ちいいし、トレーシングペーパー遊び紙で透けさせるよりもデザインが面白くできるかと思います。
ベタ面積によって失敗する可能性があることを考えると、やはりサンプル出力をした方がいいかもしれませんね。
ちなみに後ろの遊び紙は 彩雲 桃100kg です。
アクシス出版さんのラインナップには(彩雲 虹はある)ないものだったので、取り寄せて貰いました。
今回も何十回とやりとりをさせて頂きまして、アクシス出版さんのおかげでこの本がステキな装丁で頒布することが出来ました。
ありがとうございます。
ではでは。
あ、Promiseはメロンブックスで委託してますので。よければお手にとってパチカ口絵を実感して頂ければ。
promiseの通販・購入(鏡花風月)はメロンブックス | メロンブックス https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=124347
結構難しい装丁で、あとお値段も結構するので、中々手を出しにくいものですが、今回のは綺麗に出来たと思いますので、その制作過程やらをここに記したいと思います。
写真の枚数が多く、文章も長くなるかと思いますが、お付き合いいただければ。
印刷所はアクシス出版さんです。http://www.axis-publication.com/option/pachika_kuchie/index.html
まずは書影。魔理沙ちゃん可愛い。

アクシス出版さんが扱ってるパチカの紙はパチカ130kgとパチカ200kgがあります。
Promiseで表現したいものに春雪異変の模倣、というのがあって『雪』と『桜』そして樹がファクターとして存在してました。
当初、色として雪の白と桜のピンクを分けたかったので、『パチカの熱加工とは別途、パチカへの印刷は可能か』問い合わせました。
去年の例大祭では遊び紙印刷をやったので、まぁ、出来たらいいなーと。
で、パチカへの加工として、以下三点が上げられました。パチカに多色の成功例としてこちらのページを参考にhttp://www.meishist.net/gallery/design168.html
そしてアクシスさんからサンプルが届きました。この時点では無料です。

↑の写真、上部は普通にパチカでやる『加熱型押し』
触って感触がよくわかる感じで凹んでます。凹んだ部分が薄くなり、半透明になり、奥が透けて見えるようになります。
下部は『箔押し加工(黒)』パチカに箔押しです。遠目から見ると結構綺麗に見えますが、近付いて見ると滲んでる部分があります。パチカの難しいところ。そういう雰囲気のデザイン、というのであれば逆に良いかも。

↑は三点目の加工方法『シルクスクリーン印刷』です。こちらはさらに縁がゴワゴワしてます。バスケットマンは割りとガビガビしてます。また、左足の辺りは紙がよれてしまっています。パチカの難しいのはこの紙の性質ですね。製本したらよれよれだったら……と考えると怖いです。
↓は加熱型押し、箔押しのパチカ表紙を横から撮った写真。むっちゃカーブを描いてます。『口絵』はいけても『表紙』でパチカをやるとしたら物凄い勇気か、「これはこういうものだ」という考えが必要かもしれません。

さて、サンプルを頂いて色々とあーだこーだ、どういうデザインで雪と桜を描くか、二色をどう表現するか、うーだこーだ、とパチカイラストを担当してくれたべにしゃけさん、アクシス出版の担当者さんと相談した結果。
パチカ200kgに『加熱型押し』+裏にピンクの遊び紙 で行く方向になりました。
当初は箔押しを別途、と考えましたが、成功率やら予算やら、というか、普通に加熱型押しで綺麗に出せそうだ、という結論の元、口絵のサンプル用イラストをべにしゃけさんに描いて貰いました。
アクシスさんに「これでサンプル作ってみてください」、と投げました。
回答:ベタ面積が多過ぎます。高確率でよれよれになります。直した方がいいです。
ベタ面積が多いとどうなるかのサンプルを送ります。
送られてきました。


↑の二種類です。
正面から見ても波打ってます。それに紙に折れ目がついてしまっています。
↓は横から見たのです。


こいつはまずい、ということで、べにしゃけさんに「修正お願いします」と出しました。
この時点のサンプル出力はしてません。
可能な限り葉や、樹の部分を線画にしてもらって、修正データを投げました。
この時点で私の方の依頼はパチカ200kgでしたが、パチカ130kgと両方のサンプルを送ってくれました。
おおよそ2万円がサンプル出力の料金です。
正面と横からの写真が続きますが、どちらも上が130kg、下が200kgです。
正面


横


手触りから言うと、200kgの方がふかふかで贅沢です。
が、200kgの場合よれが大きくなる印象があります。
また、遊び紙を後ろに置いて透かせると、130kgの方が薄いので綺麗に透けました。
最終的にパチカ130kgでお願いしました。
多少のよれはありますが、製本すれば圧で平らになるだろうと祈りながら……
で、完成したのが下のです。


いい感じに出来たんじゃないでしょうか。
正面から見るとよれた部分は特になさそうです。
横から見ると持ち上がってるかもですが、紙が厚いのでこういうものでしょう。
私の方では特に気になりません。むしろ綺麗に出来てると喜んでますね。ふふふ。
と、いう感じに、パチカは紙自体が難しく、加熱型押しで紙を変形させるので、更に難しい、上に高いという中々にハードルが高い逸物ですが、実際触ると気持ちいいし、トレーシングペーパー遊び紙で透けさせるよりもデザインが面白くできるかと思います。
ベタ面積によって失敗する可能性があることを考えると、やはりサンプル出力をした方がいいかもしれませんね。
ちなみに後ろの遊び紙は 彩雲 桃100kg です。
アクシス出版さんのラインナップには(彩雲 虹はある)ないものだったので、取り寄せて貰いました。
今回も何十回とやりとりをさせて頂きまして、アクシス出版さんのおかげでこの本がステキな装丁で頒布することが出来ました。
ありがとうございます。
ではでは。
あ、Promiseはメロンブックスで委託してますので。よければお手にとってパチカ口絵を実感して頂ければ。
promiseの通販・購入(鏡花風月)はメロンブックス | メロンブックス https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=124347
EX.現実~Girls meet the ideal world~
Category: 未分類
お久しぶりです、今回は本の感想です。
ツイッターで呟こうにも短く収められる気がしなかったのでこちらで。
タイトルにある通りC86発行 EX.現実~Girls meet the ideal world~ の感想です。
サークルMEMENT MORI の14さんの作品。
この作品は漫画媒体と、特殊裁断で切り取られた分のメモ帳の2つでセットです。
あまりこの逃げ口上を使いたくないですが、あくまで感想であって解説やら解読やらしたものではないことには留意していただきたい。正直、これ、読み返しても理解に及ばないところ多くあるので、私の理解力と読解力でここまでは判読できた、という部分と、それに併せてのどう感じたか、という話だけです。
前置きおわり。
この話は秘封倶楽部が幻想郷に辿り着く、という展開です。
まず最初にトリフネにいるところから始まり『なんとなくこっちに行けばいい気がする』と二人とも認識しながら奥に進み、その場所から幻想郷に至ります。割と展開が早いですが、それは秘封の二人が『行き方を知っていたから』と認識することにします。しましょう。
その先からは幻想郷の面々と、外の世界から来た不思議な二人組との楽しそうな交流が展開されます。
ここの描写はよくある展開でもあり『幻想郷を理解するために必要な事項』を描くために結構なページ数と描写を使用しています。天然の食材、妖怪、古い機械、そしてスペルカード。
秘封倶楽部の二人にとって理想としてきただろう世界が描かれているはずです。
その描写の中でメリーが見せる憂いの表情と、そこからの幻想郷との決別の言葉。
幻想郷もまた蓮子とメリーが嘆いていた『管理社会』であったことの確認。
秘封倶楽部と幻想郷を描く作品が多い中で、最終的に秘封倶楽部の二人は『自分達の世界に還る』ことが多い。というか、幻想郷に居続けようとするor居続けようとしても紫や他の妖怪の手によって還されることが多い。
私が知ってる中で初めて『ここは私たちの理想郷ではない、だから還ろう』と言う作品に出逢った。
上記のものはおそらく二次創作的に『秘封倶楽部は幻想郷を追い求め続けるもの』という認識が強いがために、辿り着けない・辿り着いても還されて「今度こそ行ってやるから!」となる展開が多いのだとは思うが、「ここは私たちの理想じゃない」という否定は非常に珍しいと言える。夢違科学世紀において秘封の世界では子供たちが夢を見なくなった、逆に夢の世界(幻想郷)では子供達が笑っている、という『幻想郷こそ理想郷である』という認識がどうしても在ったと思う。
その否定は二次創作においての硬い岩を穿つ鉄砲水のようだと思いました。
そして帰還を決意した二人が博麗神社へ行くと待ち受ける八雲紫『弾幕ごっこに勝てば還れる』という条件のスペルカード戦。
私も書いたけど、やはり秘封倶楽部のスペルカード戦は浪漫。二人でのスペルも、やはり、浪漫。
書く順番間違えたけど、34pからラストまでの流れが性急に感じた。
性急というか、説明台詞に徹していた、という感じ。読者に分かり易くするための言葉だけを並べていて余裕を感じなかった。設定は、全部見えなくても、別に、いいんじゃ、ない、かしら。と歯軋りした。今作品において一番残念なのはその流れかな。
スペルカードとその代償による秘封倶楽部の帰還、そしてオチ。
八雲紫の協力もあって、幻想郷の記憶を棄却することで元の世界に還る道を得た秘封倶楽部。オチは、まぁ、アレだ。読んでくれ。トイヘルベッケでよく見るアレだっていうと多分本人落ち込むかもだけど、私も好きなアレだ。
そんなことはどうでもいいんだ(よくないけど)。
問題はこの作品の一周目じゃなくて二周目以降なんだ。
『宇佐見蓮子はどこまで識っていたのか』
これがこの作品においての全てなんじゃないか、と私は思っている。
特殊裁断におけるメモ帳の中に、秘封倶楽部の二人のメモがいくつか書かれている。
その中にメリーと思われる言葉で『蓮子が理想郷に行く方法を見つけた』と書かれているがその方法が『演算』であることも書かれている。またこの内容は外の世界で書かれた場合もあるが、幻想郷内で書かれた可能性もある。幻想郷にいて理想郷の行き方、というと若干首を傾げるが、そこは割愛。
『演算』
つまり、計算すれば何度でもその着想に至れるわけだ。
記憶を喪ったとしても。
そこで最初のシーンを思い出す。
トリフネ内で二人は『なんとなくこっちに行けばいい気がする』と奥に行って幻想郷への道を見つけた。
とすると、理想郷へ辿り着いたのは何度目なのか?
他の理想郷なのか、それとも次元の違う幻想郷なのか、それとも幻想郷内の記憶という記憶が『管理者によって操られた』幻想郷なのか。
最後だとすると、それはそれは残酷な話ですわ。
しかしあるいは残酷なのかもしれない。
ラストのスペルカード、夢と現実を結ぶ次元列車に乗った蓮子は、最後に八雲紫の背中を見る。この時の蓮子は何を思っていたのか。
思うに、蓮子は終始、総てを知っているかのようだった。
トリフネのエンプティにおいての言葉、決別での結論においても彼女は『幻想郷は管理社会である』と分かっていながら敢えて言わずに幻想郷での日々を楽しもうとしていた、そしてスペルカードを出したのも蓮子であり還るための次元列車をメリーと合体技で出したのも蓮子。
『宇佐見蓮子はどこまで識っていたのか』
オチがアレなだけに、他の二次創作も踏まえて「分かっていてなお秘封倶楽部を続ける宇佐見蓮子」を考えた上でもう一度読み返す。
彼女にとっての理想とは、一体どんなものなのか。
管理された理想郷を否定した彼女たちが向かう未来はどんなものなのか。
幻想郷は理想郷足りえない(現実の延長【EX.現実】な)のか。
エンプティルームで見つけたのが理想ではない理想郷という概念を繰り返さずに済むのか。
などなど、色々と考える作品でした。
ま、全然違うだろうけどな! 私がそう読み取っただけさぁ!(出た、逃げ口上
オチがオチなので、詳しく聞くのは野暮かなぁと思ってここで吐くだけに終わらせましょう。
本人様がいらっしゃったら、そうね、あの、土下座しよ。
ツイッターで呟こうにも短く収められる気がしなかったのでこちらで。
タイトルにある通りC86発行 EX.現実~Girls meet the ideal world~ の感想です。
サークルMEMENT MORI の14さんの作品。
この作品は漫画媒体と、特殊裁断で切り取られた分のメモ帳の2つでセットです。
あまりこの逃げ口上を使いたくないですが、あくまで感想であって解説やら解読やらしたものではないことには留意していただきたい。正直、これ、読み返しても理解に及ばないところ多くあるので、私の理解力と読解力でここまでは判読できた、という部分と、それに併せてのどう感じたか、という話だけです。
前置きおわり。
この話は秘封倶楽部が幻想郷に辿り着く、という展開です。
まず最初にトリフネにいるところから始まり『なんとなくこっちに行けばいい気がする』と二人とも認識しながら奥に進み、その場所から幻想郷に至ります。割と展開が早いですが、それは秘封の二人が『行き方を知っていたから』と認識することにします。しましょう。
その先からは幻想郷の面々と、外の世界から来た不思議な二人組との楽しそうな交流が展開されます。
ここの描写はよくある展開でもあり『幻想郷を理解するために必要な事項』を描くために結構なページ数と描写を使用しています。天然の食材、妖怪、古い機械、そしてスペルカード。
秘封倶楽部の二人にとって理想としてきただろう世界が描かれているはずです。
その描写の中でメリーが見せる憂いの表情と、そこからの幻想郷との決別の言葉。
幻想郷もまた蓮子とメリーが嘆いていた『管理社会』であったことの確認。
秘封倶楽部と幻想郷を描く作品が多い中で、最終的に秘封倶楽部の二人は『自分達の世界に還る』ことが多い。というか、幻想郷に居続けようとするor居続けようとしても紫や他の妖怪の手によって還されることが多い。
私が知ってる中で初めて『ここは私たちの理想郷ではない、だから還ろう』と言う作品に出逢った。
上記のものはおそらく二次創作的に『秘封倶楽部は幻想郷を追い求め続けるもの』という認識が強いがために、辿り着けない・辿り着いても還されて「今度こそ行ってやるから!」となる展開が多いのだとは思うが、「ここは私たちの理想じゃない」という否定は非常に珍しいと言える。夢違科学世紀において秘封の世界では子供たちが夢を見なくなった、逆に夢の世界(幻想郷)では子供達が笑っている、という『幻想郷こそ理想郷である』という認識がどうしても在ったと思う。
その否定は二次創作においての硬い岩を穿つ鉄砲水のようだと思いました。
そして帰還を決意した二人が博麗神社へ行くと待ち受ける八雲紫『弾幕ごっこに勝てば還れる』という条件のスペルカード戦。
私も書いたけど、やはり秘封倶楽部のスペルカード戦は浪漫。二人でのスペルも、やはり、浪漫。
書く順番間違えたけど、34pからラストまでの流れが性急に感じた。
性急というか、説明台詞に徹していた、という感じ。読者に分かり易くするための言葉だけを並べていて余裕を感じなかった。設定は、全部見えなくても、別に、いいんじゃ、ない、かしら。と歯軋りした。今作品において一番残念なのはその流れかな。
スペルカードとその代償による秘封倶楽部の帰還、そしてオチ。
八雲紫の協力もあって、幻想郷の記憶を棄却することで元の世界に還る道を得た秘封倶楽部。オチは、まぁ、アレだ。読んでくれ。トイヘルベッケでよく見るアレだっていうと多分本人落ち込むかもだけど、私も好きなアレだ。
そんなことはどうでもいいんだ(よくないけど)。
問題はこの作品の一周目じゃなくて二周目以降なんだ。
『宇佐見蓮子はどこまで識っていたのか』
これがこの作品においての全てなんじゃないか、と私は思っている。
特殊裁断におけるメモ帳の中に、秘封倶楽部の二人のメモがいくつか書かれている。
その中にメリーと思われる言葉で『蓮子が理想郷に行く方法を見つけた』と書かれているがその方法が『演算』であることも書かれている。またこの内容は外の世界で書かれた場合もあるが、幻想郷内で書かれた可能性もある。幻想郷にいて理想郷の行き方、というと若干首を傾げるが、そこは割愛。
『演算』
つまり、計算すれば何度でもその着想に至れるわけだ。
記憶を喪ったとしても。
そこで最初のシーンを思い出す。
トリフネ内で二人は『なんとなくこっちに行けばいい気がする』と奥に行って幻想郷への道を見つけた。
とすると、理想郷へ辿り着いたのは何度目なのか?
他の理想郷なのか、それとも次元の違う幻想郷なのか、それとも幻想郷内の記憶という記憶が『管理者によって操られた』幻想郷なのか。
最後だとすると、それはそれは残酷な話ですわ。
しかしあるいは残酷なのかもしれない。
ラストのスペルカード、夢と現実を結ぶ次元列車に乗った蓮子は、最後に八雲紫の背中を見る。この時の蓮子は何を思っていたのか。
思うに、蓮子は終始、総てを知っているかのようだった。
トリフネのエンプティにおいての言葉、決別での結論においても彼女は『幻想郷は管理社会である』と分かっていながら敢えて言わずに幻想郷での日々を楽しもうとしていた、そしてスペルカードを出したのも蓮子であり還るための次元列車をメリーと合体技で出したのも蓮子。
『宇佐見蓮子はどこまで識っていたのか』
オチがアレなだけに、他の二次創作も踏まえて「分かっていてなお秘封倶楽部を続ける宇佐見蓮子」を考えた上でもう一度読み返す。
彼女にとっての理想とは、一体どんなものなのか。
管理された理想郷を否定した彼女たちが向かう未来はどんなものなのか。
幻想郷は理想郷足りえない(現実の延長【EX.現実】な)のか。
エンプティルームで見つけたのが理想ではない理想郷という概念を繰り返さずに済むのか。
などなど、色々と考える作品でした。
ま、全然違うだろうけどな! 私がそう読み取っただけさぁ!(出た、逃げ口上
オチがオチなので、詳しく聞くのは野暮かなぁと思ってここで吐くだけに終わらせましょう。
本人様がいらっしゃったら、そうね、あの、土下座しよ。
タイトル通り、サイト移転しました。元のサイトのトップページに行くと三秒で今のサイトに吹き飛ばされるはずです。
ブログの更新頻度は今まで通りかもしれませんが、作品情報とかはサイトに纏まってたり、新作情報も見れるようにする予定ですので。
と、いうわけで近況情報。
まずは6/29の恋のまほうは魔理沙におまかせ!6にサークル参加します。スペースは魔32、新刊は例大祭で頒布した博麗異変の外伝です。詳しい情報はトップのバナーからどうぞ。書店委託はありません。あと博麗異変の在庫も再版もありません。
次に同じく月末辺りに、少女現葬のPV動画にて、モイモイさんがニコ童祭に参加されます。
少女現葬のPV、作者として実にたのしみです。
それに伴って少女現葬の電子書籍頒布を開始します。27日にはメロンブックスの電子書籍のコーナーから買えるはずです。
二冊組だったのを一本のpdfにしてありますが、内容に変更はありません。
あとは夏コミは東方で受かってます。そこらへんは、まぁ、近くなったらね。以上ー
ブログの更新頻度は今まで通りかもしれませんが、作品情報とかはサイトに纏まってたり、新作情報も見れるようにする予定ですので。
と、いうわけで近況情報。
まずは6/29の恋のまほうは魔理沙におまかせ!6にサークル参加します。スペースは魔32、新刊は例大祭で頒布した博麗異変の外伝です。詳しい情報はトップのバナーからどうぞ。書店委託はありません。あと博麗異変の在庫も再版もありません。
次に同じく月末辺りに、少女現葬のPV動画にて、モイモイさんがニコ童祭に参加されます。
少女現葬のPV、作者として実にたのしみです。
それに伴って少女現葬の電子書籍頒布を開始します。27日にはメロンブックスの電子書籍のコーナーから買えるはずです。
二冊組だったのを一本のpdfにしてありますが、内容に変更はありません。
あとは夏コミは東方で受かってます。そこらへんは、まぁ、近くなったらね。以上ー